業務用水素吸引器を導入する際には、いくつかの注意点があります。特にメーカーの営業姿勢には十分に注意し、慎重に製品を比較する必要があるでしょう。
業務用水素吸入器を選ぶときの注意点を3点ほど解説します。
業務用水素吸入器の導入にあたり、製品の公式サイトが公表している様々な科学的データに目を通すことは、とても大事なことです。ただし、それらデータや説明の中に誇張や事実誤認につながる情報がないかどうかは、きちんとチェックしておいたほうが良いでしょう。
たとえば、実際には自社で行った実験でないにも関わらず、同じスペックの水素吸引器であるという理由で、他社や大学などが行った実験結果を引用して公開しているメーカーがあります。
あるいは、「がんが治った」など多くの人が注目するようなタイトルを付け、あたかも自社製品でがんが治るかのような雰囲気を漂わせている公式サイトもあります。
誇張や事実誤認につながるような情報を発信しているメーカーの製品は、いかに優れたスペックを持っていたとしても、あまりおすすめできません。
水素吸入器は、いわばブームに近い状況となっています。そのため、中には水素吸入器の製造・販売実績がほとんどないにも関わらず、ここを商機と捉えて市場に算入してくる会社も少なくありません。
業務用水素吸入器の製品を比較する際には、水素関連製品に関して実績のある会社の製品かどうかを確認することが大事。値段が手頃などの理由で実績の少ない会社の製品を選んでしまうと、故障が多発したり安全性に問題が生じたりなど、様々なトラブルに直面する可能性がある点に注意しましょう。
大学病院や各種療院などでも広く導入されていることから分かる通り、業務用水素吸入器には医療機器に近い側面があります。見方を変えれば、正しく取り扱わなければ、健康上のリスクが生じる恐れがあるとも言えます。
正しい使用方法で安全に製品を使い続けるためには、メーカーのスタッフによる丁寧な説明や電話・メールでの十分なアフターフォローなどがあるかどうかを確認することが大事。「売ったら売りっぱなし」のメーカーの製品は、選択肢から除外したほうが無難です。
水素吸入器は非常にデリケートな製品のため、精製水や指定した専用の液を使用しなければ故障につながる恐れがあるので注意しましょう。水道水などの飲料水にはミネラル・カルシウムなどが含まれており、水中から分離し電極にくっついてしまいます。この物質は水に溶けにくく、硬い性質があるため、電極から落とすのは非常に難しいです。
その結果、電極の痛みが早くなり、早期に交換しなければならない状況に陥るでしょう。不純物を含まない精製水を用いれば、電極の持ちがよくなります。
業務用の水素吸入器によっては、長時間の使用を行った際に自動で停止する機能が搭載されている機器もあります。そのため機器が途中で停止した場合は、自動停止機能が搭載されている機器かどうかをチェックし、適切に対処するようにしましょう。
自動で停止する連続使用時間は機器によって異なりますが、安全面に配慮して8時間~10時間程度に設定されているケースが多いようです。導入する前に自動停止機能などが搭載されているかを確認しておく方が良いでしょう。
水素吸入器を使用するうえで、定期的なメンテナンスは必要となります。メンテナンスの方法は機器によって異なるため、必ず販売元にメンテナンスの方法やタイミングなどを詳しく確認するようにしましょう。メンテナンスが適切に行われていなければ衛生的な問題が発生する恐れや機器のトラブルの要因になる恐れもあるため注意してください。
メンテナンスは機器によりますが、カートリッジの交換や水素タンクの洗浄、専用カニューレの交換などです。また数年に一度の電解槽の清掃やオーバーホールなども必要になってきます。
基本的に修理やメンテナンスは購入したメーカーしか受け付けていない可能性があります。それは製品ごとで設計が異なり、もし他社製品の修理を行えば品質や有効性、安全性に支障をきたす恐れがあるからです。修理やメンテナンスを希望する場合は購入したメーカーに直接問い合わせましょう。
また事前にメンテナンスの費用や時期なども確認しておくと安心です。
水素吸入器は非常にデリケートな商品のため、メーカーの指示に従って使用することが大切になってきます。
たとえば精製水や指定された専用の液を使用せずに水道水などを用いれば、故障などのトラブルをきたす要因になるので注意しましょう。基本的にメンテナンスや故障した際は販売したメーカーしか対応していません。
そのため購入する際にメンテナンスの時期・方法・費用などを詳しく確認し、トラブルが発生したときの対応なども必ずチェックしておきましょう。メンテナンスの方法などはメーカーによって異なるので、事前に確認しておかなければトラブルの要因になることも。水素吸入器を安全かつ衛生的に使用するためにも、使用上の注意点を前もって把握してください。
少しでも疑問や不安点などがあれば、そのまま使用し続けるのではなく必ずメーカーに問い合わせましょう。